2世紀前半 クシャーン朝 カニシュカ1世 スタテール金貨

カニシュカ1世 スタテール金貨
カニシュカ1世 スタテール金貨

【 コインオーナー コメント 】

インド北西部を支配したクシャン朝4代目の王カニシュカ(127–150年頃)は仏教に厚く帰依し、ガンダーラを中心に仏教美術が隆盛した。
クシャン朝は最盛期のローマ帝国と後漢帝国のあいだで、積極的に交易を行い、良質の金貨を鋳造した。
このコインの表にはギリシャ文字で「諸王の王、カニシュカ」と記され、拝火壇に手をかざす王の姿が刻まれている。
コインの裏には、神々の像が示されることが多いが、ここには仏陀(ΒΟΔΔΟと刻銘)の姿が刻まれている。仏陀は大きな光背をもち、右手は掌を正面に向けた施無畏印、左手は大衣の端をとる。
その姿は当時作られたガンダーラの仏陀立像に類似している。同タイプの金貨は世界でも数例しか知られていない。

大変希少なコインで山梨県北杜市にある平山郁夫シルクロード美術館に所蔵されている。

●サイズ:直径 約21mm 重量 約7.97gm 品位 ゴールド
●グレード/状態:
●発行枚数:-枚
●カタログNo:
●オーナー:平山郁夫シルクロード美術館 http://www.silkroad-museum.jp/
●売却意向:無し

[ 2世紀前半 クシャーン朝 カニシュカ1世 スタテール金貨 ]未分類2019/02/16 00:26