DUCATOONとは1618年からダカット金貨と同等の価値を持つ銀貨として17世紀前半、スペイン領であった南オランダ地方で最初に作られた。当初は32,48gで944/1000fineであった。
独立志向の強かった北オランダ(今のオランダ)は同じ規格の銀貨を1659年から意匠を、馬に乗る騎士（表）とライオンが紋章を支える図(裏)に変更して作り始め、1792年で製造を終えた。
1659年からは32,78g,941/1000fineで一番大型の銀貨になった。
このDUCATOONがオランダ東インド会社用に1726年から1751年まで裏面の紋章下にVOC名を入れて製造された。
北オランダの6州がそれぞれ製造した。1786年からは3グルデン(ギルダー,フルデン)の銀貨に移っていく。
今回ご紹介のDUCATOONは普通の作りでなく、刻印も全く違った（多分）プレゼンテーション用に作られたものと推測される。
記録にあるのはホランド州の1739年とウエストフリースランドの1728年のみである。
●サイズ：直径 約-mm 重量 約-gm シルバー
●グレード/状態：UNC
●発行枚数：不明
●カタログNo：C.Scholten the Coins of the Dutch Overseas Territories 1601-1948 S-28b
●オーナー：Andreas
●売却意向：無し